将棋の棋聖戦五番勝負第1局が6月6日、兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で始まった。10連覇中の羽生善治棋聖(竜王 47)が11連覇を果たすか、無冠の実力者・豊島将之八段(28)が悲願の初タイトルを取るか、注目の五番勝負だ。
羽生棋聖は同タイトルを2008年から防衛中。現在行われている名人戦七番勝負で佐藤天彦名人(30)から名人位を奪取するか、棋聖位を防衛すると前人未踏のタイトル通算100期を達成する。ただ今期はここまで10局戦い4勝6敗、直近では4連敗中と苦戦を強いられている。
一方の豊島八段はトップレベルでの戦いが続く中、12局指して9勝3敗と好調。2日前にも2人は王位戦挑戦者決定戦で対局したが、この時は豊島八段が勝っている。
2人の通算対戦成績は羽生棋聖の12勝、豊島八段の10勝。持ち時間は各5時間。AbemaTVでは、この対局を終了まで生中継する。
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