日本将棋連盟による6月18日週の公式戦は19、20日に名人戦七番勝負の第6局が行われる。既に3勝している佐藤天彦名人が勝てば、3期連続の名人位。挑戦者の羽生善治竜王は粘って最終局に持ち込めるか。藤井聡太七段は19日に順位戦C級1組でデビュー戦。また22日には最年少タイトルへ最も近い位置にいる王座戦の挑戦者決定トーナメント準々決勝で深浦康市九段と対局する。主な対局は以下のとおり。
6月18日(月曜日)
棋聖戦一次予選 村田智弘六段VS里見香奈女流四冠 (携帯中継)
女流王座戦二次予選 清水市代女流六段VS中村真梨花女流三段 (携帯中継)
女流王座戦二次予選 和田あき女流初段VS石本さくら女流初段 (携帯中継)
6月19・20日(火・水曜日)
名人戦第6局 佐藤天彦名人VS羽生善治竜王 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
佐藤名人が3勝2敗で、3期連続の名人位に王手をかけて迎える第6局。第4局まで先手番がすべて勝利していたが、第5局に後手番の佐藤名人が勝利した。次回は佐藤名人が先手番となるが、羽生竜王は踏ん張れるか。なお、羽生竜王は今回の七番勝負で名人位を獲得すると通算10期目、さらに全タイトル通算で100期獲得という偉業を達成する。持ち時間は各9時間。
6月19日(火曜日)
順位戦C級1組 近藤誠也五段VS近藤正和六段 (携帯中継)
順位戦C級1組 金井恒太六段VS島朗九段 (携帯中継)
順位戦C級1組 西尾明六段VS増田康宏六段 (携帯中継)
順位戦C級1組 森下卓九段VS藤井聡太七段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
前期、C級2組初参戦で「1期抜け」を藤井七段のC級1組デビュー戦。同組は5つある組の中で下から2番目ではあるが、参加している39人の中には歴代のタイトルホルダーや、タイトル戦出場者が多数含まれている。各棋士10局を戦い、上位2人がB級2組に昇級する狭き門だ。対局時間は各6時間。
順位戦C級1組 佐々木勇気六段VS安用寺孝功六段 (携帯中継)
女流王座戦二次予選 中井広恵女流六段VS伊藤沙恵女流二段 (携帯中継)
女流王座戦二次予選 甲斐智美女流五段VS山田久美女流四段 (携帯中継)
6月20日(水曜日)
棋王戦挑決トーナメント 谷川浩司九段VS山崎隆之八段 (携帯中継)
王将戦一次予選 飯島栄治七段VS千田翔太六段 (携帯中継)
棋聖戦一次予選 小林健二九段VS西川慶二八段 (携帯中継)
6月21日(木曜日)
加古川青流戦 星野良生四段VS古森悠太四段 (携帯中継)
YAMADA女流チャレンジ杯 飯野愛女流初段VS里見咲紀女流初段 (携帯中継)
YAMADA女流チャレンジ杯 カロリーナ・ステチェンスカ女流1級VS堀彩乃女流2級 (携帯中継)
6月22日(金曜日)
順位戦C級2組 遠山雄亮六段VS中田功七段 (携帯中継)
順位戦C級2組 伊藤真吾五段VS村中秀史六段 (携帯中継)
順位戦C級2組 三枚堂達也六段VS南芳一九段 (携帯中継)
順位戦C級2組 脇謙二八段VS斎藤明日斗四段 (携帯中継)
王座戦挑決トーナメント 深浦康市九段VS藤井聡太七段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
最年少記録を樹立し続ける藤井七段にとって「最年少タイトル」獲得に最も近い位置にいるのが王座戦。深浦九段との対局は挑戦者決定トーナメントの準々決勝で、挑戦権獲得まであと2つに迫る。2人の勝者は、久保利明王将と斎藤慎太郎七段の勝者と対戦する。別ブロックでは、永瀬拓矢七段と渡辺明棋王が勝ち上がっており、過去にタイトル保持、挑戦経験がある棋士ばかりが勝ち残っている。タイトルは昨年、羽生竜王を下した中村太地王座が保持している。持ち時間は各5時間。
王座戦挑決トーナメント 久保利明王将VS斎藤慎太郎七段 (携帯中継)
棋王戦挑決トーナメント 丸山忠久九段VS豊島将之八段 (携帯中継)
棋王戦予選 高見泰地叡王VS増田康宏六段 (携帯中継)
6月23日(土曜日)
叡王戦予選 屋敷伸之九段VS三浦弘行九段 (ニコニコ生放送・携帯中継)
6月24日(日曜日)
AbemaTVトーナメント 予選Aブロック 三枚堂達也六段VS近藤誠也五段 (AbemaTV)
AbemaTVトーナメント 予選Aブロック 橋本崇載八段VS三枚堂・近藤の勝者 (AbemaTV)
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