トッププロが集う麻雀リーグ「RTD2018リーグ」BLACK DIVISION 41・42回戦が6月21日に放送され、小林剛(麻将連合)と瀬戸熊直樹(連盟)がトップを取り、小林は9勝目で+500ポイント超え。瀬戸熊も通算9勝目となり、準決勝進出争いから頭ひとつ抜け出した。
BLACK 41回戦の対局者は、小林剛、内川幸太郎(連盟)、松本吉弘(協会)、村上淳(最高位戦)。東1局の親番、小林は連続で満貫を決めると、東2局でも満貫をアガってリードを広げる。トップ目で迎えたオーラス南4局2本場、4軒リーチが入る中、自らツモって9勝目。これでポイントも+500オーバーまで積み上げた。
対局後、放銃した東3局に関して「メンゼンでやっても手詰まって高い手に打ってしまうことがあることを、良くも悪くも身を持って示せた」と振り返り「準決勝は始まっている。この調子で手を緩めずに行きたい」とポイント半分持ち越しとなる準決勝を有利に戦っていくため、残り予選6半荘も気を引き締めて戦っていく構えだ。
ポイント+4.3、前回まで3位の瀬戸熊は、上位陣に牙をむきたいが、下位陣からも狙われる難しいポジションにいる。しかし「僕らしく打ってしっかり結果を出したい」と焦りはなかった。42回戦の対局者は瀬戸熊直樹、白鳥翔(連盟)、多井隆晴(RMU)、萩原聖人。
東4局1本場、瀬戸熊は親番でリーチ・ツモ・タンヤオ・三色で1万2000点(+300点)を加点。「二の矢を打てればよかったんですけど、相手も強いんで、なかなか打たせてもらえなかった」とその後は苦手な守備に徹し、トップを取り切った。
これでポイントも+60.3まで積み上げ、ボーダー争いから頭ひとつ抜け出した。「当面の目標は、準決勝に進むこと」としながらも「小林さんの独走状態を許さないように、一矢報いたい」と小林とトップラスを決めることを、新たな目標とした。【福山純生(雀聖アワー)】
【BLACK DIVISION41・42回戦終了時点での順位】
1位 小林剛(麻将連合)+522.4
2位 白鳥翔(連盟)+189.5
3位 瀬戸熊直樹(連盟)+60.3
4位 萩原聖人▲51.2
5位 多井隆晴(RMU)▲94.0
6位 内川幸太郎(連盟)▲137.8
7位 松本吉弘(協会)▲237.1
8位 村上淳(最高位戦)▲252.1
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が、2016年に立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ15人に加え、芸能界から萩原聖人が参戦。「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。今期から新たに降級システムが導入され、各組予選8位は自動降級、各組予選7位は推薦者2人と入れ替え戦を行う。
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