次は“台湾海峡波高し”?北朝鮮問題の裏で繰り広げられる米中の覇権争い 2018/06/25 04:40 拡大する 歴史的な米朝首脳会談から1週間後が経った19日、中国を電撃訪問した金正恩委員長が習近平国家主席と3度目の首脳会談を行った。金委員長は米朝首脳会談の成果を報告したとみられ、晩餐会では「本日、中朝が一つの家族のように苦楽を共にしながら心から助け合い、協力する姿は伝統的な関係を超え、古今東西に例のない特別な関係に発展することを内外に表明した」と中国との蜜月ぶりをアピールした。 米朝首脳会談を現地取材した『週刊現代』編集次長の近藤大介氏は22日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に出演、「トランプ大統領と金委員長は初めての出会いとは思えないほどで、似た者同士というか、親子のような感じを受けた。ただ、最初にトランプ大統領と椅子に座った時、金委員長の手は震えていた。それくらい緊張していた。通訳も緊張して、うまく言えていなかった。金委員長本人も1953年の朝鮮戦争休戦以来、最も重要な会談として国家の命運をかけて来ていたし、一言間違えると粛清される可能性がある外交官も真剣勝負で、戦争に来ているような気分だったと思う。逆にアメリカ側はリラックスしている様子で、そこにはギャップがあった」と振り返る。 続きを読む