将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(15)が7月3日、順位戦C級1組で豊川孝弘七段(51)と対局し、111手で勝利した。藤井七段は昨期、C級2組を全勝で1期抜けを果たしたが、全勝がそれに近い成績が必要なC級1組での1期抜けに向けて、白星でスタートを切った。
この日の対局は「2回戦」だったが、1回戦が地震のために延期になったため、藤井七段にとっては実質、初戦だった。同組には39人が参加。1人10局指し、成績上位2人がB級2組へと昇級する。勝敗数が同じ場合は、前期の成績などを元にした順位が上の棋士が昇級する。昇級したばかりの藤井七段は39人中31位で、1期抜けを果たすには全勝もしくはそれに近い成績が必要となる。