<大相撲名古屋場所>◇初日◇8日◇ドルフィンズアリーナ
新大関の栃ノ心(春日野)は前頭二枚目・勢(伊勢ノ海)に快勝。横綱・白鵬(宮城野)は、一瞬ひやりとしながら持ち前の相撲のうまさで逆転勝ちを収めた。中入り後の結果は以下のとおり。
○十両筆頭・豪風(1勝0敗)-前頭十六枚目・明生(0勝1敗)●
豪風が低い当たりからタイミングのよいはたき込み。ベテランの味。
○前頭十六枚目・北勝富士(1勝0敗)-前頭十五枚目・竜電(0勝1敗)●
北勝富士が低い立ち合いから丁寧な攻め。竜電に何もせず。
●前頭十五枚目・石浦(0勝1敗)-前頭十四枚目・隠岐の海(1勝0敗)
隠岐の海がうるさい石浦を懐に入ることを許さず突き出し。対石浦5連勝。
●前頭十四枚目・琴恵光(0勝1敗)-前頭十三枚目・朝乃山(1勝0敗)○
新入幕の琴恵光は土俵際で粘るも、最後は朝乃山の突き落としに黒星。
○前頭十三枚目・栃煌山(1勝0敗)-前頭十二枚目・荒鷲(0勝1敗)●
立ち合いで変化した荒鷲に栃煌山が対応。両差しから危なげなく寄り切った。
●前頭十二枚目・佐田の海(0勝1敗)-前頭十一枚目・阿武咲(1勝0敗)○
返り入幕・阿武咲の快勝。立ち合いから圧倒し一気の押し出し。
●前頭十一枚目・碧山(0勝1敗)-前頭十枚目・錦木(1勝0敗)○
立ち合いから碧山の攻めに耐えた錦木が引いた上手で耐え、一気に逆転勝ち。
○前頭十枚目・千代丸(1勝0敗)-前頭九枚目・豊山(0勝1敗)●
大きな体ながら軽い身のこなしの千代丸。素早い引き落としで勝利。
○前頭九枚目・妙義龍(1勝0敗)-前頭八枚目・旭大星(0勝1敗)
立ち合い頭からぶつかり、冷静な攻めを続けた妙義龍に軍配。
●前頭八枚目・千代翔馬(0勝1敗)-前頭七枚目・大栄翔(1勝0敗)○
大栄翔が立ち合いで力強く諸手で突くと、相手の出足に応じてはたき込み。
●前頭七枚目・宝富士(0勝1敗)-前頭六枚目・千代大龍(1勝0敗)○
頭を付け合い一旦動きが止まったが、千代大龍が粘り強い宝富士を押し出し。
○前頭六枚目・遠藤(1勝0敗)-前頭五枚目・嘉風(0勝0敗)●
立ち合いから圧力をかけた遠藤が、うまいさばきを見せ復活目指す場所で白星発進。
●前頭五枚目・大翔丸(0勝1敗)-前頭四枚目・輝(1勝0敗)○
大きな輝が休まず攻めて圧倒の押し出し。大翔丸に何もさせず。
○前頭四枚目・魁聖(1勝0敗)-前頭三枚目・貴景勝(0勝1敗)●
魁聖が貴景勝の突っ張りを苦にせずジリジリと耐えて押し出し。
阿炎が立ち合いから突っ張るも三役常連・御嶽海には通用せず。
●関脇・逸ノ城(0勝1敗)-前頭二枚目・千代の国(1勝0敗)○
立ち合い後、バランスを崩した逸ノ城。千代の国が送り出しで快勝。
●前頭二枚目・勢(0勝1敗)-大関・栃ノ心(1勝0敗)○
立ち合いすぐに左上手を引いた栃ノ心が力強さを見せ完勝。
●前頭筆頭・琴奨菊(0勝1敗)-大関・高安(1勝0敗)○
琴奨菊の攻めを休場明けの高安が残し、逆転の突き落とし。
●大関・豪栄道(0勝1敗)-前頭筆頭・正代(1勝0敗)○
豪栄道が十分の形と思われたが、土俵際の上手投げが決まらず逆転負け。
●小結・玉鷲(0勝1敗)-横綱・白鵬(1勝0敗)○
一瞬両差しを許した白鵬が瞬時に巻き返しすくい投げ。うまさが光った。
○横綱・鶴竜(1勝0敗)-小結・松鳳山(0勝1敗)●
2場所連続優勝の鶴竜が冷静な取り口。いなし一発で松鳳山を崩した。
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