＜大相撲名古屋場所＞◇四日目◇11日◇ドルフィンズアリーナ
新大関・栃ノ心（春日野）と関脇・御嶽海（出羽海）が内容十分の4連勝で、早くも土付かずは2人に。横綱・白鵬（宮城野）はけがで休場、鶴竜（井筒）も前頭二枚目・勢（伊勢ノ海）に押し出しで敗れた。中入り後の全結果は以下のとおり。
●前頭十六枚目・北勝富士（2勝2敗） 寄り切り 前頭十六枚目・明生（1勝3敗）○
立ち合い鋭く踏み込んだ明生が下から攻め上げ寄り切り。うれしい幕内初白星。
●前頭十五枚目・石浦（2勝2敗） 寄り切り 十両二枚目・貴源治（1勝3敗）○
石浦の変化にも土俵際で粘り、右下手を差し込むと力強く体を寄せた。
●前頭十四枚目・琴恵光（1勝3敗） 押し出し 前頭十四枚目・隠岐の海（3勝1敗）○
小さな琴恵光に対し隠岐の海は突き押しで攻めたのが成功。
○前頭十五枚目・竜電（3勝1敗） 寄り切り 前頭十三枚目・朝乃山（3勝1敗）
素早く右四つに組み止めた竜電が出し投げから寄りの理想的な流れ。
○前頭十二枚目・佐田の海（2勝2敗） 寄り切り 前頭十二枚目・荒鷲（0勝4敗）●
鋭い立ち合いから佐田の海が電車道。荒鷲は元気なく4連敗。
○前頭十三枚目・栃煌山（3勝1敗） はたき込み 前頭十一枚目・阿武咲（2勝2敗）●
阿武咲の圧力に耐えた栃煌山が土俵をうまく使い、逆転のはたき込み。
●前頭十枚目・千代丸（1勝3敗） 寄り切り 前頭十枚目・錦木（3勝1敗）○
千代丸が攻めきれずに引いたところを錦気が一気の寄り。
○前頭十一枚目・碧山（2勝2敗） 引き落とし 前頭九枚目・豊山（2勝2敗）●
重い突っ張りを繰り返した碧山が、豊山がぐらついたところを引き落とし
○前頭八枚目・千代翔馬（1勝3敗） 引き落とし 前頭八枚目・旭大星（0勝4敗）●
お互い突き合う展開から、旭大星の足が止まったところを千代翔馬の引きが決まった。
●前頭九枚目・妙義龍（3勝1敗） 突き落とし 前頭七枚目・大栄翔（3勝1敗）○
大栄翔の激しい突っ張りが効果的。妙義龍をのけ反らせたところで突き落とし。
●前頭六枚目・遠藤（3勝1敗） 送り出し 前頭六枚目・千代大龍（2勝2敗）○
長い仕切りからの立ち合いでが千代大龍のいなし。遠藤は残せず土俵下へ。
○前頭七枚目・宝富士（2勝2敗） 上手出し投げ 前頭五枚目・嘉風（0勝4敗）●
嘉風がもぐり込むも怪力・宝富士の圧力に消耗。最後は出し投げでばったり。
○前頭四枚目・魁聖（3勝1敗） 寄り切り 前頭四枚目・輝（2勝2敗）●
巨漢同士の対決は土俵際で残した魁聖が豪快に寄り切り。
●前頭五枚目・大翔丸（1勝3敗） 押し出し 前頭三枚目・貴景勝（2勝2敗）○
貴景勝が立ち合いで勝負をつけた。やや立ち遅れた大翔丸を電車道。
●関脇・逸ノ城（1勝3敗） 寄り切り 小結・松鳳山（1勝3敗）○
鋭い立ち合いに強烈な張り手2発。松鳳山の気迫勝ち。
●小結・玉鷲（1勝3敗） 押し出し 関脇・御嶽海（4勝0敗）○
低く当たった御嶽海が休まず攻め続ける快勝で土付かずの4連勝。
●前頭三枚目・阿炎（1勝3敗） 押し出し 大関・栃ノ心（4勝0敗）○
阿炎が諸手で突いたものの左でまわしを引いた栃ノ心に死角なし。
●前頭筆頭・正代（1勝3敗） 突き出し 大関・高安（3勝1敗）○
高安持ち前の強烈な立ち合いが炸裂。正代を弾き飛ばして勝負あり。
●大関・豪栄道（2勝2敗） はたき込み 前頭筆頭・琴奨菊（1勝3敗）○
一進一退の攻防。琴奨菊の圧力に、豪栄道が足を滑らせ星を落とした。
●横綱・鶴竜（3勝1敗） 押し出し 前頭二枚目・勢（1勝3敗）○
立ち合いは五分も鶴竜が引いてしまい、勢が一気に押し出して初日＆金星。
□前頭二枚目・千代の国（3勝1敗） 不戦 横綱・白鵬（3勝1敗）■
白鵬が「右膝蓋腱損傷、右脛骨結節剥離骨折の疑い」で休場。
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