<大相撲名古屋場所>◇九日目◇16日◇ドルフィンズアリーナ
関脇・御嶽海(出羽海)は完勝で、初日から9戦全勝。優勝争い単独トップを守った。遠藤(追手風)は痛い2敗目。1敗は朝乃山(高砂)1人となった。中入り後の全取組結果は以下のとおり。
●前頭十五枚目・石浦(4勝5敗) 押し出し 前頭十三枚目・朝乃山(8勝1敗)○
うるさい石浦をもぐりこませなかった朝乃山。勝ち越しで優勝争いも。
○前頭十三枚目・栃煌山(7勝2敗) すくい投げ 前頭十六枚目・明生(2勝7敗)●
明生が両まわしを引き優勢かと思われたが、栃煌山が巻きかえから豪快なすくい投げ。
○前頭十五枚目・竜電(5勝4敗) 寄り切り 前頭十二枚目・荒鷲(3勝6敗)●
竜電の右のおっつけが強烈。立ち合いから一気の寄りで完勝。
○前頭十二枚目・佐田の海(5勝4敗) 寄り切り 前頭十四枚目・琴恵光(2勝7敗)●
右の前まわしを引いた佐田の海。そこから深く差し一気の寄り切り。
○前頭十六枚目・北勝富士(6勝3敗) 押し倒し 前頭十一枚目・阿武咲(5勝4敗)●
とにかく下から攻めあげた北勝富士。右のはず押しにのど輪と厳しい攻め。
○前頭十枚目・千代丸(4勝5敗) 小手投げ 前頭十四枚目・隠岐の海(4勝5敗)●
攻守がめまぐるしく入れ替わる好取組。千代丸が寄られながらも逆転の小手投げ。
●前頭八枚目・千代翔馬(3勝6敗) 押し出し 前頭十一枚目・碧山(4勝5敗)○
大きな碧山の圧力が勝った一番。千代翔馬も足を滑らせ粘れず。
○前頭十枚目・錦木(5勝4敗) 押し出し 前頭七枚目・大栄翔(4勝5敗)●
突っ張られても下がらない錦木。大栄翔が引いたところを瞬時に押し出し。
●前頭七枚目・宝富士(4勝5敗) 寄り切り 前頭九枚目・妙義龍(6勝3敗)○
妙義龍が立ち合いで浅く両差しに。宝富士は土俵際で粘るもこらえきれず。
○前頭八枚目・旭大星(2勝7敗) 引き落とし 前頭六枚目・千代大龍(6勝3敗)●
なかなか息が合わず3度目の立ち合い。突いて出た千代大龍も足が滑りばったり。
●前頭六枚目・遠藤(7勝2敗) 突き出し 前頭九枚目・豊山(6勝3敗)○
下から攻めた遠藤に対し豊山は徹底した重い突き押し。さすがの遠藤も粘りきれず。
●前頭五枚目・嘉風(0勝9敗) 押し出し 前頭三枚目・貴景勝(6勝3敗)○
立ち合い直後から離れて、止まる、もぐるの繰り返し。嘉風は元気なく9連敗。
●前頭三枚目・阿炎(2勝7敗) 上手投げ 前頭二枚目・千代の国(5勝4敗)○
お互い1回突っかけて3度目の立ち合い。素早く左上手を引いた千代の国が間髪入れず投げ。
○前頭二枚目・勢(4勝5敗) 上手投げ 前頭筆頭・琴奨菊(3勝6敗)●
形は琴奨菊も前に出た勢いの圧力勝ち。土俵際でとどめの上手投げ。
●前頭筆頭・正代(2勝7敗) 押し出し 小結・松鳳山(2勝7敗)○
立ち合いは正代も松鳳山がたぐって逆転。最後はがむしゃらに押し出し。
●前頭五枚目・大翔丸(3勝6敗) 寄り切り 関脇・御嶽海(9勝0敗)○
まさに電車道。力強い立ち合いから御嶽海が大翔丸に何もさせず寄り切り。
○関脇・逸ノ城(3勝6敗) 寄り切り 前頭四枚目・魁聖(6勝3敗)●
200キロ超級の対決は魁聖がうまく組みつき考えた取り口で快勝。
●小結・玉鷲(5勝4敗) 突き落とし 大関・高安(7勝2敗)○
右からのおっつけで高安の左手を極めた玉鷲だったが、腕が抜けたところで逆転負け。
○大関・豪栄道(6勝3敗) 上手投げ 前頭四枚目・輝(3勝6敗)●
がっぷり四つから輝に追い詰められたところを、とっさに引いた左上手で逆転の投げ。
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