<大相撲名古屋場所>◇十三日目◇20日◇ドルフィンズアリーナ
関脇・御嶽海(出羽海)は結びの一番で大関・豪栄道(境川)を送り出しで破り、ただ1敗(12勝)を守った。2差の3敗で前頭九枚目・豊山(時津風)と前頭十三枚目・朝乃山(高砂)が追うが、十四日目で御嶽海が前頭十三枚目・栃煌山(春日野)に勝利すれば、千秋楽を待たずに初優勝が決まる。中入り後の全取組結果は以下のとおり。
●十両筆頭・明瀬山(5勝8敗) 寄り切り 前頭十六枚目・明生(5勝8敗)○
五分の立ち合いから明生がじっくり有利な体勢に。最後は両まわし引いて万全。
●前頭十四枚目・琴恵光(3勝10敗) 引き落とし 前頭十一枚目・阿武咲(8勝5敗)○
下から攻めた阿武咲。琴恵光の前のめりになったところを逃さず引き落とし
●前頭十一枚目・碧山(7勝6敗) 押し出し 前頭十六枚目・北勝富士(9勝4敗)○
碧山の激しい突き放しに耐えた北勝富士が逆襲。相手が引いたところを押し出し。
●前頭十二枚目・佐田の海(7勝6敗) 押し出し 前頭十枚目・錦木(6勝7敗)○
佐田の海に前まわしを引かれた錦木。うまく切った後は一瞬で押し出した。
●前頭十枚目・千代丸(5勝8敗) 寄り切り 前頭十二枚目・荒鷲(4勝9敗)○
立ち合いで左の前まわし、右を深く差した荒鷲の快勝。
●前頭十三枚目・栃煌山(9勝4敗) 押し出し 前頭九枚目・豊山(10勝3敗)○
立ち合いから豊山が強烈な突き押し。両者の足が土俵の外に出るもわずかに豊山が残った。
●前頭九枚目・妙義龍(8勝5敗) 寄り切り 前頭十三枚目・朝乃山(10勝3敗)○
立ち合いは妙義龍も、土俵を丸く使って回りこんだ朝乃山が逆襲。
○前頭十五枚目・石浦(6勝7敗) 下手投げ 前頭八枚目・旭大星(5勝8敗)●
うまくもぐりこんだ石浦。右を浅く、左を深く差し、万全の体勢から下手投げ。
○前頭十五枚目・竜電(7勝6敗) 引き落とし 前頭七枚目・大栄翔(5勝8敗)●
徳俵に足がかかった竜電が気合で残して大反撃。息があがった大栄翔を引き落とした。
●前頭十四枚目・隠岐の海(6勝7敗) 寄り切り 前頭四枚目・輝(5勝8敗)○
はず押しから両差しと、常に前に出た輝きが快勝。
○前頭七枚目・宝富士(6勝7敗) 上手出し投げ 前頭三枚目・貴景勝(8勝5敗)●
押し込んだ貴景勝の頭が下がったところ、宝富士が瞬時につかんだ上手で投げ。
○前頭三枚目・阿炎(4勝9敗) 寄り切り 前頭五枚目・嘉風(0勝13敗)●
阿炎の突っ張りに一度は耐え切った嘉風もまともに引いて、惜しくも初日出ず。
□前頭二枚目・勢(8勝5敗) 不戦 前頭二枚目・千代の国(6勝7敗)■
○前頭筆頭・正代(5勝8敗) 下手出し投げ 前頭八枚目・千代翔馬(3勝10敗)●
右の下手を引いた正代。千代翔馬を左上手をうまく切ってからの出し投げ。
○前頭五枚目・大翔丸(4勝9敗) 小手投げ 小結・松鳳山(3勝10敗)●
松鳳山に一気に寄られた大翔丸。下がりながらも逆転の小手投げが決まった。
○小結・玉鷲(8勝5敗) 押し倒し 前頭四枚目・魁聖(8勝5敗)●
相手の横から繰り返し攻めた玉鷲。魁聖もたまらず尻もち。
●関脇・逸ノ城(6勝7敗) 押し出し 前頭六枚目・千代大龍(8勝5敗)○
出し投げで逸ノ城の上体を起こした千代大龍が休まず下から押し出した。
●前頭六枚目・遠藤(8勝5敗) 寄り切り 大関・高安(9勝4敗)○
右上手を引いた高安。久しぶりに大関の貫禄たっぷりに完勝。
●大関・豪栄道(9勝3敗) 送り出し 関脇・御嶽海(12勝1敗)○
立ち合いは豪栄道も出し投げで体を入れ替え、そのまま送り出した。
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