13勝2敗で初の優勝を果たした関脇・御嶽海(出羽海)が、恒例の優勝力士インタビューで「めちゃくちゃ最高なんですけど、こんな大人数のところでしゃべったことないんで、ちょっと…帰ってから記憶がないと思います」と、笑顔ながらも緊張しながら喜びを語った。先場所9勝だった御嶽海は、2場所で合計22勝。大関昇進の目安となる「三役以上で3場所合計33勝以上」に対して、来場所は11勝以上が大関取りのラインとなる。インタビューの全文は以下のとおり。
-おめでとうございます
ありがとうございます!
-初めて賜杯を胸に抱きました。また大歓声を受けました。どんな気持ちですか。
いやあ、めちゃくちゃ重かったです。こんなに声援を受けると思っていなかったんで、めちゃくちゃうれしいです。
-賜杯の重みは想像以上でしたか?
そうですね。稽古不足ですね(笑)
-今日は惜しくも敗れましたが大熱戦でした。大いに観客を沸かせました。どうしてしたか。
最後、勝って終わりたかったんですけども、まだまだ力不足で、最後の最後押し出すことができなかったので、また稽古し直しかなと思います。
-今年の名古屋場所、どんな15日間でしたか。
暑かったです。
-それだけじゃないでしょう。
いやあ、なかなかできる経験じゃないので、なんというんですかね、ありがとうございます。
-優勝争いの先頭に立って、その重圧を感じ始めたのはどのあたりでしたか。
十日目過ぎたぐらいから、2ケタ(勝利)も取ったので、そこからちょっと意識はしましたね。
-その重圧にはどうやって向き合っていきましたか。
なかなかできる経験じゃないから楽しもうと思っていました。
-十四日目に優勝を決めて1日経ちました。改めて今の思いを教えてください。
早かったようで、なんか長いような、充実した場所だったなと思います。
-出羽海部屋力士としては38年ぶり、長野県出身としては初めてということになります。
うれしいですね。出羽海部屋を盛り上げるために入って、4年でここまで来られたというのは、すごいうれしいですし、長野県でも盛り上がっているのかなと思います。
-昨日は、長野で号外が出たという風に聞いています。
そうですね。見てないんでまだわからないですけど、号外これからも出るように、頑張って相撲を取っていきたいと思います。
-初めての幕内最高優勝のインタビュー、どうですか。
めちゃくちゃ最高なんですけど、こんな大人数のところでしゃべったことないんで、ちょっと…帰ってから記憶がないと思います。
-来場所、また大事な場所になると思います。
終わったばかりなので、まだ来場所のことは考えずに、しっかり稽古を積んで、その上を目指して稽古に励んでいきたいと思います。ありがとうございました!
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