「この通常国会は我が国が次の時代に向かって大きな一歩を踏み出した。そういう国会になったと考えている」。20日に事実上幕を閉じた第196回通常国会。通常国会について、会見で安倍総理はそう総括した。
 一方、共産党の志位和夫委員長が 「歴史上かつてない異常国会になった。改ざん、隠蔽、ねつ造、虚偽答弁」と批判したように、働き方改革「データねつ造」疑惑(2月)、森友文書「改ざん」問題(3月)、自衛隊日報「隠ぺい」問題と福田前財務次官「セクハラ」問題(4月)、加計文書に「首相案件」「首相と面談」と記されていた問題(4~6月)など、会期中には様々な疑惑が浮上した国会でもあった。