7月30日に総合格闘技界の異端児・青木真也の冠番組『AOKI AWARD』(AbemaTV)が放送された。
青木が直近1ヶ月間で行われた格闘技の試合から、 独自の目線で最も興味深かった試合を選び、選手に賞を贈るという格闘技シーンを盛り上げるために企画・創設したアワードで、第6回は史上最年少DEEP王者・元谷友貴を選出した。
青木は最近の格闘技界の出来事の中で、プロボクシングWBCスーパーフライ級王者・シーサケット・ソールンビサイの3度目の防衛戦が、『ONE: KINGDOM OF HEROES』のメインイベントとして実施されると<ONE Championship>が発表したことについて触れる。
「村田諒太 対 井上尚弥ですよ。それがRIZINでボクシングマッチやって、その前にMMAやるみたいな」と、そのスゴさを日本の興行で例えた青木。
「このニュースで思ったのは、ONEって日本における<ZOZOTOWN>なんですよね」と持論を展開すると「いま採算が取れなかったとしても、観てる人たちに期待感を与える、あとから経済的についてくると」と成功の仕組みを解説し、「1番イノベーション(革新)というかクリエイティブなことをしていると思うんですよ、団体として。トライアンドエラーを繰り返してる」と評価した。
一方で「よく日本で聞くのは『俺も金があったらやってる』っていう人がいるんだけど、金があるからできるんじゃなくて、発想力とか期待感を持たせるから金がついてくる」と、そもそもの違いを指摘する青木。
「昔の方法しかやらないからね、旧態依然」と日本の厳しい現状を憂う青木は「まさに“さよならおっさん”」とバッサリだった。