
8月3日の対広島13回戦は横浜DeNAが7対6で勝利して連敗を脱出。首位を独走する広島との延長11回の激闘を制した。
試合は6対3と横浜DeNAリードで迎えた9回、守護神の山崎が3失点を喫して同点に追い付かれる予想外の展開に。それでも7番手で登板した藤岡好明投手(33)の好投で広島の猛攻をしのぎ、主砲・筒香の5安打やウィーランドの代打起用を経て、最後は倉本寿彦内野手(27)がライト前にサヨナラヒットを放って総力戦に終止符を打った。
土壇場の10回に今季初登板を果たし、1回1/3を無失点に抑え勝利投手となった藤岡は「まさか自分がこういう場面で投げるとは思っていなかった」と本音を明かした。また、サヨナラタイムリーを放った倉本は、直前に代打で出場したウィーランドがフォアボールを選んだ場面について「打たないとダメだと思った」と率直に語った。ヒーローインタビューの全文は以下の通り。
(藤岡)
――本日のヒーローは藤岡投手、そして倉本選手です! まず藤岡投手に伺います。今シーズン初登板が延長10回からという登板でしたが、どんな気持ちでマウンドに上がられましたか?
まさか自分がこういう場面で投げると思っていなかったので……。でも逆にそれが開き直りで良かったのかなと思います。
――勝つとしたらサヨナラしかなかったわけですが、やはり期待していましたか?
もちろん。勝つためにやっているので、期待はいつもしています。
――まさにその通りサヨナラとなりましたが、あの打球が落ちた瞬間はどんな気持ちでしたか?
いやもう、なんか、無我夢中に応援していたので(笑)。本当に良かったと思います。
――では倉本選手に一言、お願いしてもいいでしょうか?
いつも僕に声をかけてくれるので、本当に……。ナイスバッティング!
――藤岡投手もナイスピッチングでした!
(倉本)
――それでは今日の主役、倉本選手です。ナイスバッティングでした
ありがとうございます!
――ウィーランド選手がフォアボール。どんな気持ちで打席に向かいましたか?
「これはもう打たないとダメだな」と思って打席に入りました。
――その初球でした。
もう思い切って、初球から行こうと決めていたので。いいスイングができて良かったです。
――ご自身ではサヨナラは4度目。そして去年は8月でサヨナラヒットを2回打っているという倉本選手。この8月はどうですか?
たまたまなんですけど、いい場面で打てたのですごく嬉しいです。
――首位の広島に対して初戦をとりました。後半戦、かなり勢いがついたと思います。これからの戦い、どんな意気込みか教えてください。
もう本当にこれからなので、全力で毎日戦いたいと思います!
――そして今日は5時間近いゲーム。これだけのファンの皆さんが勝利を期待していました。ファンの皆さんに一言、お願いします!
いつも熱いご声援ありがとうございます! ベイスターズの夏はこれからです! 頑張ります! 応援よろしくお願いします!
(C)AbemaTV