持ち時間5分、1手につき5秒が加算される超早指し戦「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」の決勝トーナメント1回戦2つ目のカード、高見泰地叡王(25)対久保利明王将(42)が、8月5日に放送される。
AbemaTVでは事前にファンに勝者予想のアンケートを実施したところ、707人が回答し、高見叡王の勝利を予想したのは56%、久保王将は44%だった。なお、対局前のインタビューで高見叡王は「1つタイトルを持っている者として、他の棋士の思い、他の棋士の分まで、1年間頑張らなくてはいけないと思っているので、だから本戦も厳しい相手が続くんですけど、優勝できるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。また久保王将は「実力はもうあるのは当然わかっていますので、勢いに押されないようにこちらも全力で戦っていきたいと思っています」と語った。
◆AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治 将棋界で初めて7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」を達成した羽生善治竜王が着想した、独自のルールで行われる超早指し戦によるトーナメント。持ち時間は各5分で、1手指すごとに5秒が加算される。羽生竜王が趣味とするチェスの「フィッシャールール」がベースになっている。1回の顔合わせで先に2勝した方が勝ち上がる三番勝負。予選は藤井聡太七段が登場するAブロックからCブロックまで各4人が参加し、各ブロック2人が決勝トーナメントへ。シードの羽生竜王、久保利明王将を加えた8人で、最速・最強の座を争う。