昨年6月、「豊洲、そして築地、これらを両立させることが最も賢い使い道ではないか」として小池百合子都知事が突如打ち出した、玉虫色の2大市場構想。「築地は守る、豊洲を活かす」とし、「築地のブランド力と地域の魅力を一体化させた食のワンダーランドを作りたい」と述べ、5年後をメドに築地を食のテーマパークとして再開発する一方、競りなどの市場機能を持たせ、希望者は築地に戻れるという構想だが、これが混乱に拍車をかけた。その築地の再開発についても食のテーマパークにするのか、取りやめるのか、未だ具体案は決まっていない。