将棋の羽生善治竜王(47)と深浦康市九段(46)が8月8日、順位戦A級2回戦で、同一対戦カードとしては現役5位となる通算80局目の対局中だ。
羽生竜王は七冠独占、永世七冠、タイトル通算99期など将棋界の名を残す数々の記録を残しているが、同年代の棋士たちとも数多くの対局をこなしている。深浦九段もタイトル3期の実績を持つ実力者。通算対戦成績は、過去79局指し羽生竜王が46勝33敗と勝ち越しているが、5月24日に行われた王座戦挑戦者決定トーナメントでは深浦九段が勝利。羽生竜王の王座戦五番勝負の連続出場記録を26年で止めた。
10人による順位戦A級は成績最上位の棋士が、佐藤天彦名人への挑戦権を得る一方、下位2人がB級1組に降級する。2人とも1回戦で星を落としているだけに挑戦、残留のためにもまずは1勝を手にしたいところだ。持ち時間は各6時間。
【現役棋士の同一対戦カード】※2018年8月7日現在
1位 166局 羽生善治 104-62 谷川浩司
2位 159局 羽生善治 105-52 佐藤康光
3位 136局 羽生善治 78-58 森内俊之
4位 82局 羽生善治 54-28 郷田真隆
5位 79局 羽生善治 46-33 深浦康市
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