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ビートメイカーのTOMOKO IDAがAWAでプレイリスト『2017-2018 laid back #mood』を公開した。

TOMOKO IDAは、女性HIPHOPデュオの@djtomoko n Ucca-Laughで2011年にメジャーデビューし、近年、ちゃんみなEXILE TRIBE、SIMI LABのMARIAの楽曲のビートメイカーとして多岐に活躍している。

そして、今年、自身初のインストゥルメンタルEP『Shikkui』をリリース。日本の伝統楽器と重低音が響くヒップホップサウンドで“和と洋”、“昔と未来”がクロスオーバーした、4曲入りのEPに仕上がっている。そんなTOMOKO IDAにAWAでプレイリスト『2017-2018 laid back #mood』を作ってもらい、少し話を聞いた。

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ー TOMOKO IDAが、音楽業界に興味を持つきっかけはなんだったのか。 

「小学2年のときにZOOのMVを見てからですね。めっちゃかっこ良かったんですよ。ニューヨークで撮影されたMVを見て、ニューヨークに行きたくなったし、このグループに入りたいって思いました(笑)。当時、ジャズダンス習ってたんですけど、当時流行ってたNew Jack Swingの方がやりたいなって。もちろん、ジャニーズとかも聴いてましたよ(笑)。けど、ちょっと怖そうな人たちの方がかっこいいって小さい頃の憧れであったかもしれないですね。ZOOが出演したテレビ番組でニューヨークのブルックリンブリッジの下で踊ってたのを見た時は、そこはいつか絶対に行って踊りたいって思っていました(笑)。本当に影響受けましたね。ダンススクールにも通い、18歳の頃までグループを組んでクラブで踊ってました」 

ー DJとしての活動を始めたのはいつだったのか。 

「当時ダンスショーケースの曲を作るときは友達のDJに曲つなぎを頼んでいました。友達がつなぐのを毎回見てて、これ自分もやってみたいなって。それで、18歳のときにターンテーブルを買いました。当時、女性DJはすごい少なくて、わたしがターンテーブル買ったっていう噂を聞きつけたクラブイベントのオーガナイザーに、オープニングで回してよって頼まれたりするようになりました。初めて回したのが、渋谷のアースリーパラダイスっていうクラブで。そこからDJを始めて2、3年目のときにレギュラーのイベントで歌ってる子たちがデビューすることになって、ビート作れる人を探してるって聞いて。そのときまで作ったことはなかったのですが、家に6トラックまで重ねることができるキーボードがたまたまあったんです。それで最初は作って聴かせたり。そのときからビート作る方が自分に合っている気がしたんです。自分もすごい楽しめて。だから、DJからビートメイカーに、3、4年でシフトチェンジできましたね」 

ー ビートメイカーにシフトチェンジしたあとの活動を教えてもらった。 

「自分が本当に作りたいジャンルはヒップホップだということは、ビートを作り始めた時からあったので、ヒップホップが生まれた地であるニューヨークでの活動は憧れでした。25歳までにお金を貯めて、とりあえずニューヨークに引っ越そうって決めました。ニューヨークには19歳のときに一度だけ短期留学で1ヶ月暮らしたことがあったんです。そのとき、またここに戻ってくるだろうなって思ったけど、戻ってきましたね(笑)。ニューヨークでの暮らしは語学学校に通いながら、自分で人脈作って、自分で売り込むため、イベントやバーによく行ってました。人脈だけはすごい広がりましたね。会いたかったレジェンドには全員会えました。けど、そう簡単にうまくいかないもんですよね。現地のラッパーと19曲作って、レコーディングまで終わったんですが、ラッパーがいろいろと問題多い人で逮捕されちゃったんですよ(笑)。そのせいで、それもリリースされず...。すごい過酷な制作期間だったのでニューヨークでの経験が自分を本当に強くしたなって今思えます」 

ー なるほど(笑)。ニューヨークでドープな経験をして、日本に帰国してからはどんな活動をしていたのか。 

「わたし、ニューヨークでの生活をブログに書いてたんですよ。そしたら昔、同じレーベルでデビューしていた子から久しぶりに連絡が来ました。その子がUcca-Laughで。Ucca-Laughは毎日のように連絡くれて、かなりしつこく一緒にやろうよって言ってくれて(笑)。それでちょうど私がニューヨークに遊びに行くタイミングに一緒に来るというので、ふたりでライブをしたら、それが結構ウケ良くて。そこから、@djtomoko n Ucca-Laugh での活動が始まりましたね。最初はニューヨークでのライブが多かったんですが、日本でもライブして、2010年に配信デビューシングル、2011年にメジャーデビューしました」 

ー @djtomoko n Ucca-Laughとしてだけでなく、多くのアーティストにもビート提供しているTOMOKO IDAが1stEP『Shikkui』をリリースするきっかけはなんだったのか。 

「ビートを作るようになってからは表に出るアーティストというより、プロデューサーとして名が出るのが夢でした。現在はトラックプロデューサーとして、アーティストさんのカラーに合わせた楽曲を仕事では作っていますが、提供するアーティストさんにはそのアーティストさんのカラー、@djtomoko n Ucca-Laughには“ともゆか”のカラーがあるじゃないですか。自分のカラーを全面に出した作品は世に出してないなって思ったんです。自分のビートだけのものがないなって。時代的にもストリーミングサイトに自分の名前で作品を置いておきたいなっていうのがありました。それでEP『Shikkui』をリリースしました。まずは名刺がわりとして、いつもMPCでライブしている和楽器系のもので。次はもっと自由にやってみようかなって思ってます」 

ー 今回、AWAでプレイリストを『2017-2018 laid back #mood』を作ってもらったが、音楽ストリーミングについてどう思っているのかを聞いてみた。 

「ストリーミングは普段からめっちゃ使ってますね。情報量が半端ないので、流し聴きしてたときに知らない曲と出会ったときの楽しさもありますよね。今回、AWAのプレイリストは、この1、2年でよく聴いた、レイドバックしたタイプの曲を集めて作りました」 

TOMOKO IDAが選曲するプレイリストを聴けるのは、なかなかないと思うので、この機会にぜひチェックしてみてほしい。 

TOMOKO IDA | Official Website
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