「アホ!誰に引退せえ言ってんねん!俺は歴史を持っている男や。山根明は、売られた喧嘩は買う!」報道陣にそう述べ、辞任を断固拒否してきた日本ボクシング連盟の山根明氏の致命傷になったのが、"黒い交際"だった。
暴力団組長との付き合いが始まったのは1960年ごろからだといい、連盟の理事だった山根氏が現役組長と食事をしている写真も報道されている。このことをインタビューでも認めている山根氏は「"山根は俺の舎弟や"と言っているが、盃も何も受けていません」と主張するが、当の元暴力団組長は「盃もらった・もらってないは関係ない。半世紀、俺が大なり小なり陰日向(で可愛がった)」と証言。あくまでも会長の座に居座ろうとする山根氏に対し、「わしもね、長いことヤクザしてきてね、こんなに往生際が悪い奴見たことない。(兄貴分として)情けない。恥ずかしい」。"兄貴分"の元組長も呆れ顔だった。