羽生善治竜王(47)への挑戦権をかけた、竜王戦挑戦者決定三番勝負の第2局が8月27日に始まった。今期は深浦康市九段(46)と広瀬章人八段(31)の顔合わせで、どちらも勝ち進めば、初の竜王挑戦となる。
 どちらも順位戦A級に所属し、タイトル経験もある実力者で、深浦九段は王位を3期、広瀬八段は1期獲得した実績がある。深浦九段はランキング戦2組2位で決勝トーナメントに進出すると豊島将之棋聖、三浦弘行九段らを下した。また広瀬八段は1組優勝し、同トーナメントでは1組4位の久保王将に勝って三番勝負に進んだ。第1局は深浦九段が勝利しており勝てば挑戦権獲得。広瀬八段は勝って最終第3局に持ち込みたいところだ。2人の対戦成績は、広瀬八段が11勝5敗と勝ち越しており、顔合わせとしては今月3回目。持ち時間は各5時間。AbemaTVではこの対局を終了まで生中継する。