将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が8月28日、順位戦C級1組4回戦で、青野照市九段(65)に112手で勝利し、初参加の同組で無傷の4連勝を飾った。
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前期は全勝でC級2組の「1期抜け」を達成した藤井七段は、今期からC級1組に参戦。同組は39人が参加、各棋士が10局行い、上位2人がB級2組へと昇級する。勝敗数が同じ場合は、前期の成績などをもとにした順位が上の棋士が優先される。藤井七段は39人中31位のため、昇級には全勝かそれに匹敵する成績が必要になる。なお全勝の棋士が3人以上出た場合、全員が昇級する。
4連勝となったことで、2期連続での1期抜けまで、最多でもあと6勝となった。次回の5回戦は抜け番で対局がなく、自身5戦目となる6回戦は10月23日、千葉幸生七段(39)と対戦することが決まっている。対局後、藤井七段は4連勝に「ここからが正念場だと思うので、気を引き締めて次の対局に臨みたいと思います」とコメントした。
なお、この対局を終えた後の通算成績は103局で88勝15敗、勝率.854。今年度では公式戦7連勝となり、20局で17勝3敗、勝率.850。勝数では20勝の豊島将之棋聖に次ぐ2位タイ、勝率では全棋士トップに立っている。
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