カンヌ国際映画祭に正式出品された映画『寝ても覚めても』の公開を控え、女優の唐田えりか(20)が29日、日本外国特派員協会で記者会見を行った。
同映画は、芥川賞作家・柴崎友香の同名恋愛小説が原作で、顔がそっくりな2人の男性の間で揺れ動く女性の恋心を描いた物語。映画でヒロインを務めるのは本作が初めてとなった唐田は、「ずっと夢を見ているような現場だった。いまだに“寝ても覚めても”ずっと夢を見ています」とタイトルにかけてコメントした。
また、唐田は、1人2役を務めた主演の東出昌大(30)の演じ分けについて「同じ人なのに全く違う人というか。麦のときは本当に危うさがあって、すぐ消えてしまいそうな。一緒にいるのに一緒にいないような人でした。亮平のときは愛に包まれているような感覚がすごくあって、私はその中でただ漂っているだけ。本当に東出さんにすべて助けていただいた」と感心しきった様子で話した。
(C)2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINEMS
さらに、「東出さんのキスが(役によって)違ったんですよね。本当に『誰?この人』となってしまった」と、唐田にしか分からない撮影中のエピソードも明かした。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)