翁長知事の死去に伴い、今月30日に投開票されることになった沖縄県知事選挙。5人の立候補者のうち有力とされるのが、自由党の玉城デニー幹事長と、前宜野湾市長の佐喜眞淳氏だ。
沖縄で育った日本人の母と米兵との間に生まれた玉城氏は先週の出馬会見で「しっかりと翁長知事の遺志を引き継ぎ、辺野古新基地建設阻止を貫徹する立場だ」と表明。傍らには基地移設に反対の意を唱え続けた翁長知事の帽子を置き、思いを引き継ぐ姿勢を強調した。一方、基地移設を推進する安倍政権が支援する見通しの佐喜眞氏は先月14日、「普天間飛行場の継続使用・固定化はあってはならないということを県民の共通認識として考え方を整理しながら、移設先については後日しっかりとお答えをしたいと思う」と述べるにとどめた。