女子体操の宮川紗江選手の会見から1週間。宮川選手への暴力が指摘され、一連のパワハラ騒動の発端となった速見佑斗元コーチが5日午後、都内で謝罪会見を行った。
会見の中で速見元コーチは「自分も子供の頃にそういう指導を受けていた。気持ちが入っていないと叩かれた。自分も体験したから、という認識自体から考え直さなければならない」と反省の弁を述べた。
スポーツライターの小林信也氏は「スポーツ界の歴史の中で、こんなにはっきりと"暴力はダメだ"と言ったのは初めてだと思う。大げさに言えば歴史的な出来事だ。暴力を一切認めない、受け入れてはいけない。体罰やそういう指導で勝ったからといって肯定しない、いい思い出にもしない、ということをはっきりと示してくれた会見だと思う」と評価。