※6日午後9時現在
 北海道で発生した震度7の地震により、道内の広範囲で停電が発生。一時は295万戸が停電した。
 6日夜、経済産業省は北海道内全域の電力完全復旧には少なくとも1週間以上かかる見込みだと発表。真っ暗になった繁華街・すすきのなど、交通量の多い交差点では警察官が発電機を信号機に直接繋いで、交通整理に当たっていた。
 今回の大規模停電のメカニズムについて、電力システムに詳しい工学院大学教授の野呂康宏氏は「震度7レベルの揺れであれば、異常が起きたと判断して発電が止まってしまう仕組みになっている。振動している状態で稼働させれば、余計にひどいことになる可能性があるからだ。したがって、震源地にも近い苫東厚真発電所が停止してしまったことはやむを得ない」と話す。