ナンパの仕方を指導するナンパ塾塾長の男が10日、女性に酒を飲ませて乱暴したとして逮捕された。
ナンパ塾塾長の渡部泰介容疑者と塾生の大滝真輝容疑者は去年11月、東京・歌舞伎町のホテルで20代の女性に酒を飲ませ乱暴した準強制性交の疑いが持たれている。警視庁によると、渡部容疑者らは路上で女性に声をかけて飲食店などに連れて行き、罰ゲームと称して酒を飲ませていたという。その後、ホテルで酩酊状態になった女性に乱暴し、その様子を許可なく撮影していた。
渡部容疑者が塾長を務めるナンパ塾では、これまでに塾生の男3人が逮捕、起訴されている。渡部容疑者は以前のANNの取材に対し、「酒は役に立つツール」とコメントしていた。
そんな中、逮捕されたナンパ塾塾長とみられる男が塾生らにナンパについて講義を開いている音声を入手した。この講義には、5月に塾生らが逮捕された後に参加を申し込んだ人もいたそうで、「事件は関係ないから。今までやってることと、これからすることを変えるわけでもない」と説明されている。
そして、その“ナンパの技法”については次のような音声が収録されている。
「自分が楽しそうにしゃべってよく笑うようになる、というのが第一やから。こっちが楽しそうに笑っていたら、それなりに楽しい雰囲気になる。明るくて楽しくするっていうのが、まず最低限。例えば暑い時期やったら、立ち話するだけでなく自販機で冷たいジュース1個買ってあげるとか、100円とかだけどそういうのでも『つながる率』変わるから、そういった細かいこと何をするかだな。100円とか出して積み重なればお金かかるけど、全然LINE返ってこないというのからある程度の率を維持できるのであれば、関係性高めて可愛い女とつながれたら、長い目で見ればプラスっちゃプラスやな」
また、「ガンシカ」(=思いっきりシカトされること)という言葉を用いた説明も。
「あんまり気にしてもしょうがない。時間帯、ターゲットにもよる。ナンパ慣れしてきたら、ガンシカしなさそうなやつを見極められるようになる。出勤前のキャバ嬢、いい女ばかりに声をかけていたらガンシカ率は上がる。そんなに気にせんでいいんちゃう。ナンパするうえでオープン率、女がこたえてくれる率というのは、最低7割を目指した方がいい。それが合格ラインと思った方がいいな。そこからは女の難易度によりけりやから」
さらには、トラブルを避けるための指導もあった。
「解散した時に、こっちからLINEせずに向こうから『ありがとう』と言ってくるようなゲットの仕方をするように言っている。それができていると、女を楽しませることができた、食いつかせることができたという証拠だから。警察は何でも調べられるから、LINE交換してたら一発でわかるで。女が受け入れているのを音声なり動画なりで絶対証拠を残した方がいいから、ちゃんとした証拠が残せないゲットはやめる、とした方がいいな。基本的に女の心理をネガティブなものにしない、嫌なものにしないというのがめちゃめちゃ大事。リスク管理の面でもゲットする面でもめちゃめちゃ大事。それをしっかりずっとしていれば、女に恨まれて被害届を出されることもない」
なお、取り調べに対し渡部容疑者は「事実ではありません」と容疑を否認している。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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