「晋三の言っていることに賛成する。我々も平和条約を望んでいる。信じられないかもしれないが、たった今思いついたことを話す。今ではなくて、年内に前提条件なしで平和条約を結ぼう」。
ウラジオストクで開かれていた「東方経済フォーラム」で飛び出した、ロシア・プーチン大統領の"衝撃発言"。安倍総理が講演で「日本とロシアには、ほかの二国間にめったにない可能性があるというのに、その十二分な開花を阻む障害が、依然として残存しています。それこそは皆さん、繰り返します、両国が、いまだに平和条約締結に至っていないという事実にほかなりません」「プーチン大統領、もう一度、ここで、たくさんの聴衆を証人として、私たちの意思を確かめあおうではありませんか。"今やらないで、いつやるのか""われわれがやらないで、他の誰がやるのか"と問いながら、歩んでいきましょう。容易でないことは互いに知り尽くしています。しかし、われわれには未来の世代に対する責任がある」と訴え、「平和条約締結に向かう私たちの歩みを、どうかご支援をください。力強い拍手を」と聴衆に呼びかけた直後のことだった。