<大相撲秋場所>◇六日目◇14日◇東京・両国国技館
前頭十三枚目・貴ノ岩(貴乃花)が前頭十六枚目の琴勇輝(佐渡ヶ嶽)を叩き込みで下して4勝目を挙げた。
激しい突き合いから一瞬の隙をつく叩き込みで勝負を決めた貴ノ岩だったが、琴勇輝が勢い余って土俵下に転げ落ち、しばらく立ち上がれない様子を確認すると、琴勇輝を案じてすぐさま歩み寄った。
取組直後は自身の目を痛そうに押さえていた貴ノ岩が見せた気遣いに対し、AbemaTVの視聴者からは「優しき巨人」「師匠の優しさと誠実さを受け継ぐ男」などの声が上がった。
また前日の五日目に同郷・モンゴルの千代翔馬(九重)を寄り切りで下した際にも、千代翔馬を両手で抱えて起こした貴ノ岩。5場所ぶりの幕内復帰となる今場所、どこまで勝ち星を伸ばすことができるか、ファンの期待と注目が集まっている。
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