<大相撲秋場所>◇六日目◇14日◇東京・両国国技館
前頭十四枚目・隆の勝(千賀ノ浦)と前頭十六枚目・石浦(宮城野)の一番で、視聴者が「これぞ、行司魂!」と感嘆の声を上げる場面があった。
立ち合い激しく突き放す隆の勝に対して、叩いて勝機を探った石浦。その後、石浦が隆の勝の右の腕を手繰って技を繰り出そうとしたその時、土俵上を素早く動き回る二人を避けきれずに行司が石浦と接触。体勢を崩して土俵上に転がった。
その転倒と同じくして隆の勝が石浦を寄り切るも、土俵上に横になった行司は“しかと”寄り切りの瞬間を目視。何事もなかったかのように立ち上がると、隆の勝に軍配を上げた。
AbemaTVの視聴者からは、「行事、巻き込まれる」「逃げ切れなかった」「悲報、行司コケるw」とその様子を面白がるコメントが寄せられた一方、「倒れてもしっかり見てる」「これぞ、行司魂!」など、冷静に職務を全うした行司に対して感嘆の声も上がっていた。
なお敗れた石浦は、初日に白星を挙げてからの5連敗。幕内残留に向けて黄色信号が灯った。
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