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 “オトナの謎かけ”で人気の紺野ぶるまインタビューに応え、その芸風ゆえの苦い経験と将来の夢について語った。

 「以前は普通の女性として生活していた。産声が下ネタみたいに言わないで!」と話す彼女が、下ネタを披露することになったきっかけは、あるお笑いライブでの出来事だったという。

 「ねづっちさんが誘ってくださった、コージー富田さんのお笑いライブに出演した時のことです。その中に“低クオリティ・ハイスピード謎かけ”というコーナーがあり、お題で『ハンガー』を出されました。ハンガーとかけて咄嗟に思いついたのが……『アレ』だったのです」

 しかし、彼女が所属する松竹芸能は、由緒ある芸能事務所。思いついたものの、その言葉を口にすることには、激しい葛藤があったという。その結果は――。

 「違うことを考えたのですが、思いつかず。慌てて“アレ”の時も“ハンガー”も掛けますと口走ったら、思いのほか盛り上がってひと安心。“アレ”だけにスタンディング・オベーションでしたね(笑)」

 思わぬ反応に関係者も大喜び。その後、全てその言葉で解いてくれと頼まれた彼女は、破竹の勢いで4連覇を果たすことになった。しかし、問題は所属事務所の反応だ。そのことについて本人は次のように振り返る。

 「当初は事務所に内緒にしていたんです。おっぱいとか、下着とか、それくらいの下ネタなら別ですが、あろうことか“アレ”とは。これを新宿の角座(松竹芸能が運営する劇場)で口走ったら、その場で射殺されてもおかしくないくらいあり得ない言葉だと思っていましたから。ただ、ねづっちさんが謎かけの上手な女の子が居て、全部“アレ”で解くと紹介して下さったタイミングで事務所の人にも知られることになりました」

 その反応はさまざま。「何やってるんだ、けしからん」という反応が大勢を占めたが、放送後すぐに心強い味方も現れた。

 「吉田照美さんや伊集院光さんなど面白がってくださる先輩方もいて。吉田さんに関しては、翌日のラジオで紹介してくださったんです」

 その途端に、反対派の反応は一変。その時の様子について彼女は、

 「この時に『寝返り』という言葉の意味を、身をもって理解しました。180度の手のひら返し。こんなこともあるのか……と思えるほどの見事な寝返りでしたね(笑)」

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存在自体が「無き者」にされたことも

 とはいえ、年頃の女性が“オトナの謎かけ”を武器にしていくことに関して、本人はどう考えているのだろうか。

 「その辺はまったく平気(笑)。これが例えば、誰々とエッチして、その方のアレがどうのこうの。それはさすがに問題だと思いますけど、私はちゃんとルールの中でやっているので」

 「ルール」とは一体、どういうことか?

 「変な意味はありません(笑)。同音異義語で解く、日本古来からある謎かけのルールのことです。私だって、ただあの言葉を口走って笑いを取ろうとせず、しっかりと謎かけをしているので、そこは胸を張っています。芸として、たまたま、エロで解いているというだけのことです」

 一方、芸風がゆえの苦い経験もあると明かした。

 「以前、あるゴールデン番組の主要ゲストの前で私の謎かけを披露するようディレクターに頼まれました。さすがに『それは無理だと思います』と返答したのですが、『私が自信を持ってお勧めする芸人さんなので、胸を張って全開でやってください』と。結果的にはOAの2日前に全カットを告げられ、私の存在はディレクターとともに完全に無き者になっていました……」

 この芸風で勝負を賭けた当初から、周囲からは「露出や活躍の範囲は限られている」と指摘されていた。しかし本人には、謎かけという「芸」の一部という自負もあった。ゴールデンの出演を機に活躍の幅を広げたいと思っていただけに、ショックもあったという。

 「あぁ、儚い夢でも見ていたのかなと現実を突きつけられました。スポンサー問題ということでしたが、『そんなの最初から分かってんじゃん!』とは思いましたけどね(笑)」

 「紺野ぶるまにとって、下ネタとは?」。そんな身も蓋もない質問をぶつけてみた。すると彼女は、虚をつかれたように照れ笑いを浮かべ、言葉を選びながら夢についても語り始めた。

 「挨拶、自然体、オープン、人間関係の潤滑油……無くてはならないもの、歌を忘れたカナリア? じつは小さい頃から山田洋次監督の大ファンなので、監督の映画作品に出演するという夢があるんです。勉強ができる方ではなかったので、学校シリーズは特に共感できる内容でした」

 仮にその夢が叶ったとき、「下ネタキャラ」は一切、封印するのか?

 「それはもちろん、山田洋次監督に従います! 封印も何も、私だって、以前は普通の女性として生活していたんですから。『産声が下ネタ』みたいに言わないで下さい! 確かに最近、正直、どっちが自分らしいのか分からなくなっているけど(苦笑)。下ネタが無いと上手にしゃべることができないというか、まるで翼をもがれたような……あっ、先ほどの質問。「紺野ぶるまにとって下ネタとは?」の答え、“翼”でお願いします!」

(C)AbemaTV


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