関脇・御嶽海(出羽海)が前頭四枚目・阿炎(錣山)をはたき込みで下し、大関とりのかかった秋場所を9勝6敗で終えた。立ち合いから激しい相撲になったが、阿炎の諸手突きをうまくいなし、最後は先輩力士の意地と粘りで大きな1勝を手にした。
今場所は11勝すれば大関昇進の目安「三役以上で3場所合計33勝以上」に届くところだったが、横綱・大関陣勢ぞろいの場所で苦戦し、9勝に留まった。それでも初優勝した先場所の13勝と合わせて、これで2場所合計して22勝。今場所同様、来場所でも11勝が昇進の目安になった。
AbemaTVの中継で解説していた元前頭・玉飛鳥の熊ヶ谷親方は「御嶽海が負けないぞ、という風に見えましたね」と意地を見せたと解説した。
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