
9月30日開催の『RIZIN.13』で、ついに堀口恭司と対決する“神童”那須川天心。
バックスピンキック、真空飛び膝蹴りなど、天心はビッグマッチでたびたび“新必殺技”を披露してきた。
トレーナーで天心の父・弘幸氏は「倒さなくちゃ意味がない」と断言。「当てる前提のものを作って倒すんですよ、だからそれを“フィニッシュブロー”って言うんですけど」と、新技を開発する意義を語る。
「その1発を狙うんじゃなくて、その1発を狙うための動きをしっかり練習して、それを持っていく」と、技を命中させるためには日々のトレーニングが不可欠だとして「蹴りのフィニッシュブローなのか、パンチのフィニッシュブローなのか、それによって攻撃が変わる」と解説した。
「当てれば1発でいけますよ」と、今回用意した“新必殺技”に自信を見せる弘幸氏。スタッフが、不発に終わった場合意味がないのでは? と疑問をぶつけると「“次”につながるじゃないですか、それが使えなくても」とキッパリ。
新しい技の導入はスキル向上に不可欠だと語り、スタッフが「築き上げてきたものが失われるリスクもある」と指摘しても「いや、まったくそんなの関係ないですよ」と言い切る。
「別に負けることを恐れてやってないんで。やっぱり強さを求めてね、僕らは生きている」と“神童”の親でありトレーナーとして、強さへの飽くなき探求心を見せつけた。


