「ここ数年、部数低迷に直面し、試行錯誤の過程において編集上の無理が生じ、企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになっていたことは否めません」。先月25日、公式サイトで『新潮45』の"休刊"を発表した新潮社。29日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』では、問題とされた特集企画に寄稿した小川榮太郎氏と松浦大悟氏を招き、話を聞いた。
そもそもの発端は、自民党の杉田水脈衆議院議員が『新潮45』8月号に寄せた論文だ。巻き起こった批判に同誌は10月号で「見当はずれの大バッシングに見舞われた。主要メディアは戦時下さながらに杉田攻撃一色に染まり、そこには冷静さのカケラもなかった」として、7人の論客の寄稿からなる特集企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」とを掲載し、反論した。