SKE48が4日、劇場デビュー10周年を記念して愛知・SKE48劇場にて『SKE48 10周年記念特別公演(前編)』を開催。メンバー58名がステージに立った。
この日のライブは『無意識の色』からスタート。その後、 最新シングル『いきなりパンチライン』を披露してから、2期生の高柳明音が「SKE48 10周年記念公演、始まりました~! 今日はみなさんとSKE48の歴史を辿っていきたいと思います!』と客席に向け挨拶した。
今回の特別公演は2018年から1年ずつ遡って振り返っていくという内容で、『前編』と題された本公演では 2014年から2018年までをVTRやトーク、そしてその年に纏わる楽曲で振り返っていった。特にトークで会場を沸かせた年は、今年の2018年。AKB48世界選抜総選挙、中日ドラゴンズ応援大使就任、そして名古屋グランパス公式応援メネージャー就任といったニュースを振り返ったり、10月19日に公開されるドキュメンタリー映画『アイドル』についても触れ、トークを繰り広げた。そんな中、須田亜香里は「何か忘れてない? 私、写真集を出したんですよ~!(選抜総選挙)2位なのに写真集が売れてない! って、今すごく話題になってるんですよ~! 本屋さんに山積みになっているので(写真集の私と)目があった方はよろしくお願いします』と自虐ネタを発し、会場の笑いを誘った。
この後ライブでは、2018年にリリースされた『いきなりパンチライン」のカップリングチーム曲(チーム S『Parting shot』、チーム KII『誰かの耳』、チーム E『君はラムネ』)や、2017年リリースのシングル曲『意外にマンゴー』、2016年リリースの『チキン LINE』『金の愛、銀の愛』といった楽曲が次々に披露された。2016年のコーナーでは『夢の鐘』『SKE フェスティバル』『チーム S 推し』などの公演曲も折り込まれ、SKE48内にユニットが誕生した2015年のコーナーでは、北川綾巴、江籠裕奈、小畑優奈、熊崎晴香、菅原茉椰の5名が、『コップの中の木漏れ日』をキュートに歌い上げた。
2014年を振り返るコーナーでは、9月16日に開催された『SKE48 リクエストアワー』で卒業発表を行った松村香織が自身のソロ曲『マツムラブ!』を披露。客席からは割れんばかりの ”かおたん”コールが起こった。最後に須田が「このSKE48劇場があるからこそ、私たちは日々向上心を持って取り組めているんだと思います。待っていてくださるファンの皆さんの笑顔を見たくて、私たちは頑張ることができています。今日、みなさんと一緒に過ごせたことを嬉しく思います」と挨拶し、それから2014年にリリースした『不器用太陽』を披露して本編は終了した。
アンコールには松井珠理奈もステージに登場し、「メンバーみんなに10周年を盛り上げて欲しくて、とてもパワーを感じました。ファンの方の声援もすごくて、ファンのみんなにも拍手をしたいです!」とコメント。さらにキャプテンの斉藤が、スタッフから渡された手紙を読み上げ「谷真理佳の事務所移籍が決まりました! 移籍事務所はワタナベエンターテイメントです」とサプライズ発表する場面も。谷は驚いた表情を浮かべつつ、「SKE48とMCをやらせていただいた『WEL名古屋』のお陰で自信がつき、今の自分に繋がっています。そのご縁のおかげだと思います。SKE48の名に恥じぬように、精一杯頑張らせて頂きます。ありがとうございました!」と挨拶した。なお、谷は11月より『BOMBER-E』(メ~テレ)、そして10月より『ももち浜ストア』(テレビ西日本)のレギュラー出演が決定している。
最後は、全メンバーで『僕は知っている』を歌い、「SKE48 10周年記念特別公演(前編)」は閉幕。本日5日は「SKE48 10周年記念特別公演(後編)」が、同会場にて開催される。