若い人たちを中心に、情報を得る手段がSNSやインターネット検索に集中していく中、余分な情報や引用ばかりで、本当に欲しい情報手に入らなくなってきている、そんな意見が反響を呼んだ。ネットを駆使して取材活動を行ってきたジャーナリストの堀潤氏は、そんな現状についてどう考えるのか。話を聞いた。
先月、北朝鮮の平壌に行ったのですが、滞在中はインターネットが使えないので検索力はまさに"ゼロ"になりました。世界で何が起きているのか知ることができない。もしかしたら自分たちのことが報じられているかもしれない。明日の天気予報すらも調べられない。「ここでは○○事件というのがあってね…」とガイドの方の説明を受けながら、その場で関連情報を調べることもできない。