日本将棋連盟による10月8日週の公式戦は、10日に最年少棋士・藤井聡太七段が若手棋戦・新人王戦の決勝三番勝負第1局に登場。今年の2月に制した朝日杯将棋オープン戦以来、2度目の一般棋戦優勝を目指す。また11日からは竜王戦七番勝負がスタート。羽生善治竜王は広瀬章人八段の挑戦を受けるが、防衛すれば前人未踏のタイトル100期を達成。失冠すれば1991年3月に棋聖位を獲得して以来、27年以上続けているタイトル保持記録が途絶え、“無冠”になることで大きな注目を集めている。
10月9日(火曜日)
竜王戦4組昇決 高見泰地叡王VS遠山雄亮六段 (携帯中継)
竜王戦6組昇決 牧野光則五段VS佐々木大地四段 (携帯中継)
王将戦挑決リーグ 広瀬章人八段VS糸谷哲郎八段 (将棋プレミアム・携帯中継)
10月10日(水曜日)
新人王戦第1局 藤井聡太七段VS出口若武三段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
今期が最後の若手棋戦出場となる藤井七段は、優勝候補の筆頭に上げられていた新人王戦を勝ち上がり、初の決勝進出。既に3つある若手棋戦の出場資格から外れているため、今期が優勝する最後のチャンスになっている。決勝は三番勝負で、持ち時間は各3時間。
王座戦一次予選 増田裕司六段VS村田智弘六段 (携帯中継)
マイナビ女子オープン本戦 清水市代女流六段VS甲斐智美女流五段 (携帯中継)
10月11・12日(木・金曜日)
竜王戦第1局 羽生善治竜王VS広瀬章人八段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
羽生竜王が、タイトル100期と大偉業と無冠の危機、両方をかけて戦う今回の七番勝負。昨期、竜王を獲得し前人未踏の永世七冠を達成したが、同じタイトルでさらに記録を打ち立てることができるのか。挑戦者の広瀬八段は竜王戦七番勝負に初登場。タイトル歴は王位1期だが、順位戦もA級とトップクラスで戦い続ける実力派で、現在11連勝中と絶好調だ。持ち時間は8時間の2日制。
10月11日(木曜日)
順位戦C級2組 西田拓也四段VS佐藤和俊六段 (携帯中継)
順位戦C級2組 今泉健司四段VS阿部光瑠六段 (携帯中継)
棋王戦挑決トーナメント 稲葉陽八段VS黒沢怜生五段 (携帯中継)
王将戦挑決リーグ 佐藤天彦名人VS郷田真隆九段 (将棋プレミアム・携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦二次予選 屋敷伸之九段VS永瀬拓矢七段 (携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 千葉幸生七段VS戸辺誠七段 (携帯中継)
10月12日(金曜日)
竜王戦2組昇決 木村一基九段VS村山慈明七段 (携帯中継)
順位戦A級 豊島将之二冠VS糸谷哲郎八段 (携帯中継)
10月5日の対局で広瀬章人八段が三浦弘行九段に勝利し、ともに3勝1敗に。豊島二冠は3戦全勝で、糸谷八段との対局に勝利すれば唯一の全勝棋士となる。糸谷八段は現在2勝1敗で、豊島二冠を破れば1敗棋士が多数出る混戦模様となってくる。持ち時間は各6時間。
朝日杯将棋オープン戦一次予選 谷川浩司九段VS古森悠太四段 (携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 西川和宏六段VS竹内雄悟五段 (携帯中継)
10月13日(土曜日)
日本シリーズ二回戦 中村太地王座VS菅井竜也七段 (携帯中継)
女流王将戦第1局 里見香奈女流四冠VS加藤桃子初段 (将棋プレミアム)
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