海賊版サイトの対策をめぐって、インターネットサービスプロバイダー(ISP)によるアクセスの遮断(ブロッキング)の是非が議論される中、BuzzFeed Newsが『漫画村』が利用していたCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)事業者の米Cloudflare社が契約者情報を開示したことを報じ、大きな話題を呼んでいる。
 この問題に関しては、政府が知的財産戦略本部に設置したタスクフォースで議論が続けられており、運営者特定は困難との立場からブロッキングの導入も検討されてきた。この前提が崩れかねない事態に、Cloudflare社に情報開示を求めた山口貴士弁護士ら専門家からはブロッキングの再検討を求める声も上がっている。