
K-1のスーパー・フェザー級王者である武尊(27)がインタビューに応じ、12月のK-1大阪大会で決定した皇治戦に向けて言及。「ずいぶん長いこと挑発されてきた。しっかりとKOで黙らせる」と言葉少なに、静かな闘志を燃やした。
先月24日に3階級制覇後の初戦として「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~初代クルーザー級王座決定トーナメント」のスーパーファイトに出場した武尊は、ダニエル・ピュータスを相手に自身21度目のKOで勝利を収めた。その直後、リング上でマイクを握った武尊は皇治戦について切り出し「12月、ヤツの地元・大阪でぶっ潰す」と大観衆の前で声高らかに宣言してみせた。

一連の流れを踏まえ、改めて皇治戦について問われた武尊は「皇治選手はファンも多く、頑張ってK-1を盛り上げている選手の一人であることに違いはありません。今回は皇治選手の地元・大阪での戦いになるんで、実際に対戦する僕たちはもちろん、双方のファンを巻き込んだ戦いにもなる。より一層盛り上がると思います」と話し、相手に対する敬意を表すると同時に、ファンを含めて盛り上がる一戦になるという見解を示した。
しかし、戦いの展望に話が及ぶと、穏やかな表情を一変させ、次のように語り始めた。
「僕はKOしか考えないファイトスタイル。地味な攻撃よりも、派手な攻撃を選択して今まで勝ち残ってきました。皇治選手にはずいぶんと長いこと挑発されてきましたので……その分、KOでしっかりと黙らせるつもりです」
24日のダニエル・ピュータス戦を観た皇治が「ちょっと試合するの止めようかな」と発言したことを受け、「それぐらいの気持ちだったらやらない方がいい」と一刀両断した武尊。皇治は発言の真意、己の本気度を、12月に大阪のリングの上で問われることになる。
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