日本将棋連盟による10月15日週の公式戦は、16日に王座戦五番勝負の第4局が行われる。第3局で初勝利を挙げて踏み止まった中村太地王座は、連勝で最終局まで持ち込めるか。17日には最年少棋士・藤井聡太七段が、自身最後の若手棋戦で初優勝に王手をかけて第2局に臨む。主な対局の予定は以下のとおり。
10月15日(月曜日)
王位戦予選 泉正樹八段VS行方尚史八段 (携帯中継)
王座戦一次予選 青野照市九段VS高田尚平七段 (携帯中継)
王座戦一次予選 金沢孝史五段VS井出隼平四段 (携帯中継)
10月16日(火曜日)
王座戦第4局 中村太地王座VS斎藤慎太郎七段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・中継・携帯中継)
中村王座が、挑戦者の斎藤七段に2連敗のあと1勝を返して迎える第4局。苦しい後手番で勝利をもぎとった中村王座は、今回の先手番で確実に勝利し、フルセットに持ち込むことができるか。2人の対戦成績は3勝3敗の五分。“東西イケメン対決”はどちらに軍配が上がるか。持ち時間は各5時間。
王位戦予選 佐藤天彦名人VS佐藤慎一五段 (携帯中継)
王位戦予選 糸谷哲郎八段VS都成竜馬五段 (携帯中継)
棋王戦挑決トーナメント 広瀬章人八段VS片上大輔七段 (携帯中継)
10月17日(水曜日)
新人王戦第2局 藤井聡太七段VS出口若武三段 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
記録的な昇段により、3つある若手棋戦で藤井七段が最後の出場となる新人王戦。優勝候補の筆頭に挙げられると、その期待に応えて見事に決勝に進出。第1局では奨励会員・出口三段に対して、貫禄を見せつけた。羽生竜王、森内九段、渡辺棋王、佐藤名人といった名棋士たちも優勝した若手棋士の登竜門で、藤井七段は連勝で優勝できるか。優勝すれば藤井七段にとっては2度目の棋戦優勝となる。持ち時間は各3時間。
竜王戦3組昇決 飯塚祐紀七段VS西川和宏六段 (携帯中継)
佐藤天彦名人への挑戦権をかけた戦いも中盤戦に突入。3回戦を終えて羽生竜王は2勝1敗、稲葉八段は1勝2敗。昨期は6勝4敗で6人が並び、史上最多のプレーオフとなったが、3戦3勝の豊島将之二冠を中心に、誰が抜け出すか注目だ。持ち時間は各6時間。
王位戦予選 佐々木勇気六段VS藤森哲也五段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦二次予選 丸山忠久九段VS飯島栄治七段 (携帯中継)
10月18日(木曜日)
両者とも3回戦までに1勝2敗と、黒星が1つ先行。トップクラスの棋士だらけのA級だけに、名人挑戦やA級残留を目指す上でも、早く星を五分に戻したいところだ。持ち時間は各6時間。
順位戦B級1組 山崎隆之八段VS斎藤慎太郎七段 (AbemaTV・携帯中継)
5戦全勝の渡辺棋王を追って、初のA級に向けて6局終えて5勝1敗と好調な山崎八段。対する斎藤七段も4勝2敗と、13人中上位2人の昇級争いにしっかりと加わっている。持ち時間は各6時間。
王位戦予選 三浦弘行九段VS阿久津主税八段 (携帯中継)
10月19日(金曜日)
加古川青流戦第1局 梶浦宏孝四段VS大橋貴洸四段 (携帯中継)
王位戦予選 永瀬拓矢七段VS阿部光瑠六段 (AbemaTV・携帯中継)
王将戦挑決リーグ 佐藤天彦名人VS中村太地王座 (将棋プレミアム・携帯中継)
王将戦挑決リーグ 豊島将之二冠VS広瀬章人八段 (将棋プレミアム・携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 佐々木慎六段VS佐々木大地四段 (携帯中継)
女流王将戦第2局 里見香奈女流四冠VS加藤桃子初段 (将棋プレミアム)
10月20日(土曜日)
加古川青流戦第2局 梶浦宏孝四段VS大橋貴洸四段 (携帯中継)
10月21日(日曜日)
日本シリーズ準決勝 羽生善治竜王VS渡辺明棋王 (携帯中継)
持ち時間10分、切れたら30秒、考慮時間が1分単位で各5分の早指し棋戦。羽生竜王は5回、渡辺棋王は1回優勝経験がある。勝者は別ブロックで勝ち上がっている丸山忠久九段と菅井竜也七段の勝者と決勝で対戦する。
マイナビ女子オープン本戦 谷口由紀女流二段VS小野ゆかりアマ (携帯中継)
(C)AbemaTV
▶10/16(火)8:30~ 第66期 王座戦 五番勝負 第四局 中村太地王座 対 斎藤慎太郎七段
▶10/17(水)9:30~ 第49期 新人王戦 決勝三番勝負 第二局 藤井聡太七段 対 出口若武三段