明石家さんま出演のテレビCMが話題を集めた翻訳機「ポケトーク」など、自動翻訳にまつわるサービスが急増している。中でも"超便利"だと注目されるのが、スマートフォン向け高性能翻訳アプリ「VoiceTra」(ボイストラ)だ。音声入力だけでも18言語、出力は14言語。テキスト翻訳も含めると31言語に対応。幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2018」でも話題となった。
開発したのは国立研究開発法人「情報通信研究機構(NICT)」で、「Google翻訳」が世界的に使われる中、国が主導して大量の言語データを収集、日本語翻訳に特化させた。背景には近年、外国人観光客の増加や、来年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに対応しようという目的がある。