死神。禍々しい風貌で大鎌を振り上げて人々の魂を奪い、忌み恐れられる存在――。スポーツでいうなら、相手の脅威となり、試合を決定づけ、息の根を止めてしまうような選手のことだろう。フウガドールすみだの宮崎曉は、もう10年ほど前からずっと“死神”と呼ばれ続けてきた。
名物解説者であり元フットサル日本代表の北原亘さんが「宮崎選手は『死神』と呼ばれているんです」と紹介してからは、宮崎がゴールを決めると、AbemaTVの試合中継で流れるコメント欄は「死神」の文字で埋まるようになった。ゲストで招かれた10代の女性タレントも「死神すごーい!」と盛り上がる。