「日本では圧倒的に医者が不足しています。もっと医学部を新設するべきだと思うのですが医師会との関係を忖度して実行しようとする政治家はいません。」
  25日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』に寄せられた視聴者からの質問に、ゲストの元文部科学大臣で衆議院議員の馳浩氏が回答した。
 馳議員はまず「平成12年の司法制度改革に党内の議論から参加してきたが、反省している。それは法科大学院の問題。文部科学省がしっかり審査しているはずだが、要件が整っていれば認可していったため、雨後の筍のように各大学が作りはじめた。ところが人数が集まらず、募集停止するところが相次ぎ、今年は青山学院大学の法科大学院も無くなってしまった。また、予備試験組という"抜け穴"を残したところ、その方が難易度が高いため就職でも評価が高くなり、今は本流になってしまっている」と説明。「医師についても、過疎地域でも小児科医や産科医などがちゃんといるという状況を目指して、厚生労働省が医師会などの業界団体とコミュニケーションを取りながら養成、国家試験、研修の部分と出口の問題に取り組むべきだ」とコメントした。