10月22日にAV人権倫理機構が発表したセクシー女優のHIVウイルス感染問題の注目を集めている。同機構の発表によると今年9月、AV出演者に行った性感染症検査において女優1名に関するHIVウイルスの感染が確認された。発覚から1カ月という遅すぎる公表、さらに偏見が根強い感染症だけに混乱を招いているのでは? と思いきや、現場での反応は意外にも異なるものだった。
この問題、そして今回の発表について、4日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』でインタビューに応じた出演本数9300本以上を数える人気男優のしみけんは「人権問題を扱う機構が発表したので、誰が感染者かわからない」と一定の困惑を明かしたが、あくまでも自分の考えと前置きをしたうえで「業界歴の長い女性ではなく、最近新しく入ってきた人を検査したら、たまたまそう(HIV)だった」という冷静な見方を示した。
さらに直接的な性行為(本番行為)が常態化している業界において、当事者のしみけんは「本番行為をしているから危ないということではない」と反論すると「定期的に性感染症検査を受ける、避妊具を使用する、不特定多数との性交渉は行わない」と3つの予防法についても言及。厳格な性感染症検査を経なければ撮影に臨むことができない現状を、自身の検査結果を示して説明すると「人が死ぬとき、税務署、性行為」は突然訪れる。避妊具は常に持ち歩くべきだと語った。
元セクシー女優で、元日本経済新聞の記者でもあった鈴木涼美氏は「妊娠するのは女性なので、男性には当事者意識がない。まずは女性が避妊具を持つべき」と力説すると、実演を交えて避妊具の使い方を解説。また避妊具の呼び名であるコンドームは和製英語であるものの、アメリカでは男性器のスラングであるJIMMY(ジミー)を用いてJIMMY HAT(ジミーの帽子)、フランスではCAPOTE ANGLAISE(カポット・アングレイズ)で英国のフード付きコートと言われているなどの雑学を披露した。
その後、「私の働いていた頃は検査が無かった」と驚きの事実を明かした鈴木氏は「検査が義務付けられているかはメーカーによるが、1カ月に1度の検査があるので仮に感染しても早期に発覚するし、そもそも感染リスクは低い。現在は4000人に一人が潜在的にHIVに感染していると言われている。今回はセクシー女優一人の感染が確認されたが、全体で何万人もいるのだから、不思議なことではない。むしろ業界時代の知り合いよりは、検査を受ける習慣の無い新聞記者時代、さらに東大大学院時代の友人の方に危なさを感じる」と話し、誰にでも起こり得る身近な脅威であると指摘した。
(C)AbemaTV
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