エイベックス・ピクチャーズにおいて『WALKING MAN』(ウォーキング・マン)が製作・配給されることが決定した。
日本を代表する、人気実力ともにナンバー1のカリスマラッパー・ANARCHY(アナーキー)が初監督で挑む、完全オリジナル作品の本作。企画プロデュースは人気漫画家の高橋ツトム、脚本はドラマ『民衆の敵』などの梶原阿貴、プロデューサーは『くちびるに歌を』などの宇田充が務める。
そして主演には、『帝一の國』『ビブリア古書堂の事件手帖』などに出演する人気俳優・野村周平が決定した。主人公は、幼い頃から吃音症でコミュ障、さらに事故で重症の母親を抱え、思春期の妹を放っておけない気弱で心優しき青年。極貧の母子家庭で育ち、現在は不用品回収業のアルバイトで生計を立てている。そんな青年がRAP音楽と出会い、最底辺の生活から抜け出すべく、バカにされながらも奮闘し成長を遂げていく鮮烈な青春物語だ。監督自身の実体験なども盛り込まれた本作は、半実話とも言える作品となっている。
映画『WALKING MAN』は2019年公開予定。
野村周平 コメント
普段から親しくさせていただいているANARCHYさんの初監督作品に出演させていただけることはとても光栄です。僕はラップをやったことはありませんが、ヒップホップが好きなのでいつかやってみたいなと思っていました。しっかりやらないとANARCHYさんに怒られるので、精一杯努力します。よろしくお願いします。
ANARCHY(アナーキー)監督 コメント
僕はラッパーです。25歳の頃から描いていた夢の一つが、35歳になったら映画を撮る事でした。僕はミュージシャンですが、映画は目で見て耳で聴く、究極のアートだと思っています。いきなり素人が映画監督?そう思う人は沢山いると思います。ただ自分の感覚だけを信じて今までやってきました。慣習にとらわれず、今までになかった「リアルな現実、ヒップホップ、ラップ」を題材にした、現代の若者達の心を突き動かす物が作りたいと思い、まず漫画家の高橋ツトム先生に相談したのが始まりです。僕が表現したい事をギッシリつめるのに2年間かかりました。そして最高の本ができ、最高のキャスト・スタッフが集まってくれたと思ってます。
主演は野村周平君にオファーしました。この映画ではリアルなストリート感を表現したく、演じるだけではできない、元々彼の中にあるものを引き出せば良いものが撮れると確信しています。主人公のアトムは若くして父親を亡くし、母と妹の三人で暮らし、けして裕福ではない普通の家族の普通の男の子です。上手に話すこともできない内気な1人の少年が劇中で一台のウォークマンと出会い、何かが変わっていく、人生の葛藤を描いた青春ストーリーです。この映画を通して若者達が一歩踏み出す勇気が持てる映画にしたいです。
多くの人達が心にしまっている言葉「ありがとう」「愛してる」口から出して伝えたくなるような作品になると思っています。
配給:エイベックス・ピクチャーズ
(C)2019 映画「WALKING MAN」製作委員会