<大相撲九州場所>◇一日目◇11日◇福岡・福岡国際センター
今場所、一人横綱としての重責を担う稀勢の里(田子ノ浦)が、小結・貴景勝(千賀ノ浦)との館内が沸くほどの激しい突き合いの末、叩き込みで敗れた。
AbemaTVで解説を務めていた元小結・旭道山は「立ち合いは横綱。貴景勝も何とかかく乱しようと突いて出たが、横綱は動じませんでした」と終始、稀勢の里が優勢であったと取組を振り返った。
しかし、結果は貴景勝の白星。その理由を「この左です。不運としか言いようがないタイミングで入りましたね。内容的には稀勢の里ですけどね……」と話し、貴景勝の起死回生の叩き込みを称賛した。
なお九州場所においては2004年の元横綱・朝青龍から、昨年の九州場所を制した横綱・白鵬(宮城野)まで14年連続で横綱が優勝を果たしている。稀勢の里としては、このジンクスを味方につけて復活の優勝と行きたいところだったが、初日につまづいてしまった。
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