Krush、K-1に続いて旗揚げされたK-1ジャパングループのイベント「KHAOS」が、11月17日に7回目の大会を新宿FACEで開催する。

(大会ポスターは両ジムの代表の写真もフィーチャー)

KHAOSの特長は実験的なマッチメイク。ファイトマネー総取りトーナメントや、大会前日に組み合わせを決める試合形式、また関東vs関西の対抗戦も。

今回、行われるのはジム対抗戦だ。「BATTLE of KHAOS」と題し、K-1ジム総本部チームペガサスとWSR(ウィラサクレック)フェアテックスジムが5vs5マッチで激突する。ジムの威信、プライドをかけた闘いだけに選手たちも燃えるシチュエーションだろう。

WSRは日本の名門ムエタイジムで、K-1王者ゲーオ、Krush王者ゴンナパーも所属。対するK-1ジム総本部を率いるのはKrush初代王者の梶原龍児氏。こちらも平本蓮、郡司泰斗といった強豪選手を輩出してきた。

今回の対抗戦は、以下の対戦カードとなっている。(左がWSRジム所属選手)

先鋒戦:向井貫太vs大庭龍華

次鋒戦:白木幹vsSATORU成合

中堅戦:光佑vs璃明武

副将戦:竜樹vs将 -masa-

大将戦:長崎秀哉vs剣闘士“俊”

営とも、KHAOSらしく新鋭ファイター中心のチーム編成。特にペガサスの大庭と璃明武(りあむ)は高校生だ。WSRの副将・竜樹は18歳。アマチュアでの実績があり「なんでもできる。みんな見たらビックリしますよ」とウィラサクレック・ウォンパサー会長。

そんな中、大将戦では39歳の長崎が復帰。対抗戦にジム最古参のベテランが登場することになった。チームペガサスの俊も「ペガサスでプロになったのは僕が初めてだと思います」という。ジムのチーフトレーナーと責任ある立場でもあり、大将にはうってつけだ。

梶原代表曰く「自分も経験がありますが、対抗戦には試合当日の団結、仲間が勝っていく中での孤独や焦燥感もある。それを乗り越えたことが成長につながりました。それを自分の生徒たちにも経験させられるのが嬉しいです」。

おそらく当日の会場は、いつもの「個人戦」とは違う独特の雰囲気になるはず。中継するAbemaTVから勝利チームに賞金20万円が贈呈されることも「チームで勝ちにいく」意識を強めることになりそうだ。

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