今年5月に起きた日本大学アメリカンフットボール部の「悪質タックル問題」。200人以上の関係者から話を聞き、試合映像なども分析した警視庁は、内田正人前監督が実際にはプレーを見ておらず、反則行為を指示した言動は確認できず、悪質タックルはなかったと認定。井上奨前コーチとともに起訴を求めない意見書を付した上で、傷害容疑で書類送検する方針であることがわかった。
一連の騒動後、内田前監督・井上前コーチは関東学生アメリカンフットボール連盟からの除名処分を受け、日本大学からは懲戒解雇されている。今シーズンは1部上位リーグに属していたチームは秋のリーグ戦には出場はできず、来シーズンからは自動降格も決定済だ。その一方、加害選手は先月から練習に復帰している。