
五輪担当大臣と、サイバーセキュリティを担当する大臣とを兼務している桜田義孝大臣。しかし、その大臣としての素質が問われている。
「私は25歳の時から独立して(事業などを)やっております。そういう(パソコンを使う)ことについては常に従業員あるいは秘書に指示をすることでやっておりますので、自分でパソコンを打つということはありません」
「(USBを)使う場合は穴に入れるらしいんですけど、細かいことは私よくわかりませんので、もしあれでしたら私より詳しい専門家に答えさせますけどいかがでしょうか」

14日の衆議院内閣委員会でのこの発言は海を越え、海外メディアでも取り上げられた。米ニューヨーク・タイムズは「パソコンを使ったことがない」という発言の経緯を詳細に伝え、米ワシントン・ポストは「日本の高齢者の多くがインターネットを利用したことがない」とする現状を紹介し、「桜田大臣のような知識不足に陥ることは日本では珍しいことではない」とした。また、フランスのテレビ局は「大臣がハッカーに狙われても情報が盛れないから最高のセキュリティだ」と、日本のTwitter上の意見を紹介している。

日本のサイバーセキュリティ対策は遅れているとされる中、社会起業家の牧浦土雅氏は「サイバーセキュリティは最も大事な政策のひとつ。例えばアメリカではオバマ政権以降、チーフテクノロジーオフィサー(最高技術責任者)が民間企業から入っていて、国のテクノロジーやサイバーセキュリティに関する政策に助言している。元グーグルの幹部だったミーガン・スミスさんがその地位に就くぐらい重職」と説明。そして、今回の桜田大臣の発言に対しては、「大臣待ちのリストの中から選ばれたという説もあるが、数学を教えているのに数学を知らないというような人が担当するのはどうなのかなとすごく懐疑的になる」と指摘した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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