K-1、Krushに続くK-1ジャパングループのイベント・KHAOSが11月17日に新宿FACEで開催される。
(大会前日会見にて、ジム対抗戦に出場する選手たち)
大会名の語源は「混沌」。毎回、趣向を凝らしたマッチメイクが話題を呼んでいる。
これまでファイトマネー総取りトーナメントや試合前日の抽選による対戦カード決定などが行われてきたが、今回はジム対抗戦「BATTLE of KHAOS」5vs5マッチを実施。WSR(ウィラサクレック)フェアテックスジムとK-1ジム総本部チームペガサスが激突する。ともに数多くの強豪を輩出してきたジムだ。
高校生ファイターも出場するこの対抗戦だが、メインの大将戦にはそれぞれのジムを支えてきた古参選手が登場。復帰戦となる39歳の長崎秀哉(WSR)と剣闘士“俊”(ペガサス)が対戦する。
両者ともジムへの愛着も深く、俊はこの対抗戦を「ジムの威信をかけた命がけの戦のようなもの」と表現。
「殺す気ではなく死ぬ覚悟で攻め続けます。殺す気でいくっていう選手は、自分が殺されそうになると怖気づくものなので。今回は“死戦”です」
強い決意と覚悟を語った俊は、「僕たちは普段から殺し合いみたいなスパーリングをしてるんです」とも。
(熱いコメントをかわしあった長崎(左)と俊)
対する長崎も「うちのジムは追い込みがきついし、今回のメンバーは本番に強いタイプ」と熱のこもったコメント。地方の支部に所属する選手もおり、それぞれの地元にも気持ちが届く試合がしたいという。
「僕も死ぬ気でやろうと思ってます。最後の最後まで歯を食いしばって闘う」という長崎は、久々の試合でも問題なく練習ができたとも。さらにジム対抗戦のスペシャルメインとして「プロレスじゃないですけど、会長も入れて6vs6で一気に闘うのもいい」というコメントも披露した。
所属ジムへの思い、仲間たちへの思いも拳に込める大将戦は、単なる「個人競技」ではないと言っていい。両者とも、これまで以上の力を出してくる可能性は充分にあるだろう。