将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)が11月20日、順位戦C級1組の7回戦で増田康宏六段(21)と対局中だ。藤井七段は前期のC級2組を10戦全勝で1期抜けを果たしたが、C級1組でもここまで5戦全勝で、計15連勝中。残り5戦全勝すれば、文句なしに2期連続での1期抜けを達成する。対局は藤井七段の後手番。
今期も1期抜けを目指す藤井七段にとって、ヤマ場となるのが今回の増田六段戦。どちらも若き天才棋士として「東の増田、西の藤井」と呼ばれることもある。藤井七段の史上最多記録、29連勝の際に敗れた増田六段が、今期の竜王戦決勝トーナメントで1年ぶりに雪辱を果たしたことで、将棋界でも注目を集めた。公式戦1勝1敗の若きライバル対決だ。
C級1組には今期39人が参加。成績上位2人がB級2組に昇級する。成績が同じ場合は、前期の成績を元にした順位が上の者が優先される。藤井七段は37人中31位のため、昇級には全勝かそれに匹敵する成績が必要になる。なお全勝が3人以上出た場合は、全員が昇級する。対局の持ち時間は各6時間。AbemaTVではこの対局を終了まで生中継する。
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