東京地検特捜部は19日、日産自動車会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)を金融商品取引法違反の容疑で逮捕した。さらに特捜部は代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者(62)も逮捕した。
 ゴーン容疑者の逮捕容疑は、平成23年3月期~27年3月期までの連結会計年度における金銭報酬が合計約99億9800万円であったにも関わらず、合計49億8700万円と虚偽の記載のある有価証券報告書を提出したというものだ。
 このほか、同日夜に日産が出したプレスリリースには「当社の資金を私的に支出する等の複数の重大な不正行為が認められ、グレッグ・ケリーがそれらに深く関与していることも判明しております」と記載されている。